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Cluster Scriptとは|動くアイテムの作り方

2026-09-25

Cluster Scriptは、clusterのアイテムやワールドに動きをつけるための公式の仕組みです。

言語はJavaScriptで、押すと開くドアや、上下するエレベーターのような動くアイテムを作れます。

動くアイテムは売り物になるので、clusterで稼ぐ人の次の一歩になります。

この記事でわかること

  • Cluster Scriptで何ができて、どこで使えるのか
  • 動くクラフトアイテムを作るまでの流れ
  • 書くときに知っておきたい制限と、売るまでのつなぎ方

clusterでワールドを作っていると、置いた家具がただ置いてあるだけに見えてくる瞬間があります。

ドアが開いたらいいのに。

床が動いたら、ちょっとしたアスレチックになるのに。

そう感じたなら、その感覚は合っています。

人が集まるワールドは、たいてい何かが動いていて、触ると反応が返ってくるからです。

その動きを作る道具が、Cluster Scriptです。

Cluster Scriptはclusterの公式スクリプト

Cluster Scriptは、clusterが提供している、アイテムやワールドを作るためのJavaScriptの仕組みです。

公式ドキュメントでは、Cluster Creator Kitと組み合わせて使うAPIとして説明されています。

TypeScriptの型定義ファイルも用意されているので、入力補完を効かせながら書けます。

Cluster Scriptの3つの種類
Cluster Script
アイテムScriptableItem。アイテムの動きや反応を決める
プレイヤーPlayerScript。プレイヤー側の操作を扱う
ワールドWorldScript。ワールド全体の管理を受け持つ

公式ドキュメントの分類です。最初はアイテムの種類だけ覚えれば足ります。

大事な特徴は、スクリプトがアイテムごとに動くことです。

公式の説明でも、スクリプトはすべて個々のアイテムの上で実行され、アイテムの外で動くスクリプトは無いとされています。

ドアにはドアのスクリプト、床には床のスクリプトを持たせる、と考えるとわかりやすくなります。

使える場所は3つ

Cluster Scriptは、Creator Kitで作ったワールド、ワールドクラフト、クラフトアイテムの3か所で使えます。

使える場所 どんなときに使うか
Creator Kit製のワールド Unityで作り込んだワールドにギミックを入れたいとき
ワールドクラフト 組み立てたワールドの中で、置いたアイテムを動かしたいとき
クラフトアイテム 動く部品を作って、ほかの人のワールドでも使ってもらいたいとき

ワールドの2つの作り方の違いはclusterのワールドの作り方|ワールドクラフトとCreator Kitの違いで整理しています。

Cluster Scriptでできること

公式のクリエイター向けガイドでは、動くクラフトアイテムの作例として4つが紹介されています。

回転して開くドア、行き来する床、上下するエレベーター、触ると倒れる壁です。

公式ガイドにある動くアイテムの例
ドアクリックすると回転して開く
動く床決まった場所を行き来する
昇降機上下に動いて人を運ぶ
倒れる壁触ったときに反応が返ってくる

どれも派手なものではありません。

それでも、触ると動くというだけで、ワールドの印象は大きく変わります。

見るだけの場所が、遊べる場所になるからです。

動きの基本は2つの合図

スクリプトの書き始めで覚えるのは、2つの合図です。

1つはクリックやタップされたときに呼ばれる$.onInteract、もう1つは毎フレーム呼ばれる$.onUpdateです。

押されたら開くドアは前者、ずっと行き来する床は後者、というように使い分けます。

2つの合図の使い分け
$.onInteract
  • 押されたときだけ動く
  • ドアやスイッチに向く
$.onUpdate
  • 毎フレーム動き続ける
  • 動く床やエレベーターに向く

動くクラフトアイテムを作るまでの流れ

公式ガイドに沿うと、動くクラフトアイテムは次の順番で作ります。

スマホだけでは完結しないので、ここは先に知っておいてください。

動くアイテムができるまで
1. モデルBlenderなどで3Dモデルを作る
2. 部品化Unityで親にScriptable Itemを付ける
3. アップロードCreator Kitでクラフトアイテムとして上げる
4. 書くワールドクラフトのエディタで動きを書く

アップロードにはPCとUnityが要る

スクリプト付きのクラフトアイテムを上げるには、UnityとCluster Creator Kitが必要です。

アップロードに対応しているのはPC版だけです。

上げたアイテムは、公開するまでは自分だけが使える状態になります。

エディタは設定から表示させる

アップロードが済んだら、ワールドクラフトを開きます。

左上のメニューから設定を開き、その他の項目でデベロッパーメニューを有効にします。

続けてスクリプトエディタとコンソールを有効にすると、F12キーでエディタが開くようになります。

あとは、動かしたいアイテムを見ながら編集を始めるだけです。

ワールドクラフト上でのスクリプト編集は、PC版だけの機能です。

書く前に知っておきたい制限

Cluster Scriptは、みんなが同じ空間にいる前提で動きます。

1つのアイテムが重い処理をすると、その場にいる全員の体験が落ちます。

そのため公式ドキュメントには、いくつかの上限が書かれています。

Cluster Scriptの主な制限
時間初期化や合図ごとの処理に上限がある
回数ほかのアイテムやプレイヤーへの操作は秒10回まで
重さアイテムごとにCPU時間とメモリが制限される
無人誰もいない空間ではスクリプトは動かない

現時点の公式ドキュメントの内容です。数値は変わることがあるので、書く前に公式で確かめてください。

処理時間については、50ミリ秒を超えると警告が出る目安が示されています。

また、誰もいない空間ではスクリプトが実行されません。

人がいない間に時計を進めておく、といった作りはできないので、時刻を扱うときは公式が勧めるタイムゾーン付きの時刻取得を使います。

Roblox Studioとの違い

ゲームを作れるメタバースといえば、Robloxを思い浮かべる人も多いはずです。

Robloxでは、Roblox Studioという専用の制作ソフトで、Luauという言語を使ってゲームを作ります。

clusterとRobloxの作り方の違い
cluster
  • JavaScriptで書く
  • 動く部品を作って売る形がある
  • 日本語の公式ガイドがそろう
Roblox
  • Luauで書く
  • ゲーム1本を作り込む形が中心
  • 世界中のプレイヤーが相手

JavaScriptはWeb制作でも使われている言語なので、すでに触ったことがある人には入りやすい選択です。

Roblox側の始め方はRoblox Studioとは|始め方と収益化の流れにまとめています。

どちらで稼ぐかを比べたいならclusterとRobloxどっちで稼ぐ|収益化を徹底比較が近道です。

動くアイテムを収益につなげる

Cluster Scriptの面白いところは、作った動きを部品として売れることです。

クラフトアイテムは、ワールドクラフトストアに出品できます。

ストアでは運営の事前確認を通ったあと、公開のタイミングを自分で決められます。

売上はVポイントとして貯まり、1ポイント1円で払い出せます。

動く部品が売れるまで
動くクラフトアイテム
作るCluster Scriptで動きをつける
出すワールドクラフトストアに出品する
受け取る売上をVポイントで払い出す

ワールドを作る人は、自分では書けない動きを探しています。

置くだけで開くドアや、置くだけで動く床は、そういう人にとって時間を買う買い物になります。

出品の手順はclusterのワールドクラフトストアで売る方法で詳しく書きました。

審査で止まりやすい点はclusterストア審査|落ちる理由と対策で先に確認しておくと安心です。

clusterで稼ぐ方法の全体像はclusterで稼ぐ方法にまとめています。

よくある質問

Cluster Scriptはスマホでも書けますか

ワールドクラフト上でスクリプトを編集できるのはPC版だけです。

スクリプト付きのクラフトアイテムをアップロードするときも、PCとUnityが必要になります。

プログラミング未経験でもCluster Scriptは使えますか

使えます。

言語はJavaScriptで、公式ガイドにはドアや動く床などの作例が用意されています。

最初は作例を少し書き換えるところから始めると、仕組みがつかみやすくなります。

Cluster Scriptで作ったアイテムは売れますか

スクリプト付きのクラフトアイテムも、ワールドクラフトストアに出品する流れに乗せられます。

出品には運営の事前確認があり、売上はVポイントとして受け取ります。

まとめ

Cluster Scriptは、clusterのアイテムやワールドに動きをつけるJavaScriptの仕組みです。

使える場所はCreator Kitのワールド、ワールドクラフト、クラフトアイテムの3つです。

動くクラフトアイテムを作るにはPCとUnityが要りますが、作ったものはストアで売れます。

まずは公式の作例のドアを1つ動かしてみてください。

押したら開いた、その小さな手応えが、作る側に回る最初の一歩になります。

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