Roblox Studioとは|始め方と収益化の流れ
Roblox Studioは、Robloxのゲームを作るための無料ツールです。
WindowsとMacで動き、公開したゲームで得たRobuxは条件を満たせば現金に換えられます。
この記事では動作要件から公開手順、2026年の収益化条件までをまとめます。
この記事でわかること
- Roblox Studioの動作要件とインストール手順
- 2026年に追加されたAI機能でどこまで作業が変わったか
- 作ったゲームを公開するときの年齢層ごとの条件
- DevExで換金するまでに必要な数字と書類
Roblox Studioとは何か
Roblox Studioは、Robloxで遊べるゲーム、公式には体験と呼ばれるものを作るための制作ツールです。
公式ドキュメントでも無料のアプリケーションと明記されていて、使うのに費用はかかりません。
3Dの地形やオブジェクトを配置する編集画面と、Luaを拡張したLuauという言語でプログラムを書く画面が1つにまとまっています。
特徴的なのは、Studioに入っているエンジンがRobloxアプリで動いているものと同じという点です。
つまりStudioの中で確認した動きが、そのまま公開後のゲームの動きになります。
作ってから実機で挙動が違うという事故が起きにくい構造になっています。
動作要件
公式ドキュメントに記載されている要件は次のとおりです。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 または macOS 10.14 | Windows 11 または macOS 14以降 |
| メモリ | 3GB | 8GB |
| 解像度 | 1600×900以上 | 1600×900以上 |
数字だけ見ると軽そうに見えますが、これはStudioが起動する条件です。
地形を広げたりオブジェクトを増やしたりすると要求は上がっていくので、これから機材を用意するなら推奨側に寄せておくほうが作業は楽になります。
なお、Studioが動くのはパソコンだけで、スマホやタブレット向けのStudioはありません。
インストールの手順
Creator HubのInstall Studioのページからダウンロードボタンを押し、Windowsなら RobloxStudio.exe、Macなら RobloxStudio.dmg を実行します。
インストールが終わったらLaunch Studioを押し、Robloxアカウントでログインすれば使い始められます。
アカウントを持っていない場合は先に作っておきます。
2026年のStudioはAIが下書きを作る段階に入った
ここ1年でいちばん変わったのがAI機能です。
Robloxは2026年4月15日に、Studioのアシスタント機能をエージェント型に進めると発表しました。
公表された内容には次のものが含まれます。
| 機能 | できること |
|---|---|
| Planning Mode | コードやデータを読んだうえで質問を返し、作業を順序立てたタスクの一覧に組み立てる |
| メッシュ生成と手続き的モデル生成 | テクスチャ付きのモデルを追加したり、設定値を変えると中身が組み直されるモデルを作ったりする |
| Playtesting Agent(ベータ) | プレイヤーキャラクターを自動で動かし、意図した挙動になっているかを検証する |
| MCPサーバー | Claude、Cursor、Codexといった外部のAIツールからStudioのプロジェクト情報を参照できるようにする |
同じ発表のなかで、上位1,000クリエイターの44パーセントがRoblox Assistantか外部のAIツールを使っているという数字も出ています。
個人で作る人にとって意味があるのは、企画から検証までの一人でやる作業のうち、下書きの部分を任せられるようになってきたという点です。
ゼロから全部書ける人だけの場所ではなくなってきています。
MCPサーバー経由で、ClaudeやCursorなど外部のAIからも参照できます。
AIを使った制作の実際の感触については、AIだけでRobloxゲームを14日で作れる教材を試した感想でも触れています。
作ったゲームを公開する手順
公開そのものはシンプルです。
Studioの左上からFile、Publish to Robloxと進み、名前や説明、対応デバイスを入力してCreateを押します。
これでデータがクラウドに保存され、自分のアカウントと結び付きます。
3つ目をやらないと、誰も入れないままです。
ただし、この時点ではまだ非公開です。
新しく作った体験は初期状態でプライベート扱いになります。
Creator Dashboardで対象の体験を開き、ConfigureからSettingsに入り、AudienceをPrivateからPublicに変えて保存すると、ようやく他の人が入れる状態になります。
ここを知らずに公開したつもりで止まっている人は珍しくありません。
年齢層ごとに条件が違う
2026年のRobloxは、届けたい年齢層によって公開の条件が変わります。
16歳以上向けと信頼できるフレンド向けの場合、必要なのは良好な状態のアカウントであること、アカウント作成から2日以上経っていること、顔による年齢推定か電話番号か政府発行IDでの年齢確認を済ませていること、そしてコンテンツの成熟度に関する質問への回答です。
- 良好な状態のアカウント
- 作成から2日以上
- 顔・電話番号・IDのどれかで年齢確認
- 成熟度の質問に回答
- IDか保護者アカウント連携で確認
- 2段階認証を有効にする
- サブスク2か月連続か、公開手数料1,000 Robux
16歳未満向けは、左の条件に右の条件が加わります。
16歳未満に届けたい場合は、これに加えて条件が増えます。
Robloxは年齢帯でアカウントを分けており、5歳から8歳がKids、9歳から15歳がSelect、16歳以上が通常の区分にあたります。
KidsとSelectに向けて公開するには、政府発行IDまたは保護者アカウントとの連携による確認、2段階認証の有効化、そして次のどちらかが求められます。
| 選択肢 | 内容 |
|---|---|
| サブスクリプション | Roblox PlusまたはRoblox Premiumを2か月連続で契約している状態にする |
| 公開手数料 | 1ゲームにつき1,000 Robuxを1回だけ支払う。KidsとSelectの対象になってから90日後、規約違反がなければ返金される |
この手数料の仕組みは2026年5月11日に告知され、5月19日にニュージーランド、オランダ、オーストラリア、インドネシアで先行して始まり、6月上旬に全体へ広がりました。
恒久的な課金というより、規約違反の使い捨てアカウントを抑えるための預かり金に近い設計です。
永久的にモデレーションを受けて削除された場合のみ返ってきません。
注意:この条件は2026年に入ってから変わった部分です。
以前の解説記事や動画の手順そのままだと、公開できるはずの年齢層に出せないことがあります。
作り始める前にCreator Hubで現在の条件を確認しておくと、あとから作り直す手間を避けられます。
収益化とDevExの条件
Robloxで得られるのはまずRobuxです。
Robuxを得る経路には、プレイヤーの利用状況に応じた報酬、ゲーム内で売るデベロッパープロダクトやパス、月額のサブスクリプション、入場を有料にする方式、アバターアイテムやCreator Storeでの販売、動画広告などがあります。
アバターアイテムだけで組み立てると効率が落ちる理由がここにあります。
取り分は売る場所で変わります。
公式の説明では、自分のゲーム内でRobuxで売ったものは70パーセント、マーケットプレイスで売ったものは30パーセント、実際の通貨で売るものは最大90パーセントがクリエイター側に残るとされています。
マーケットプレイスの取り分が低いのは、アバターアイテムだけで組み立てようとすると効率が落ちる理由でもあります。
この点はロブロックスで服が売れなくなる?2Dアイテム出品の新条件でも扱っています。
換金に必要な条件
貯まったRobuxを現金に換える仕組みがDevEx、Developer Exchange Programです。
公式ドキュメントに記載されている条件は次のとおりです。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 年齢 | 13歳以上 |
| 残高 | 30,000 Earned Robux以上 |
| アカウント | メールアドレスの認証済み、DevExポータルのアカウント |
| 書類 | 米国居住者はIRSのW-9、それ以外はW-8の提出 |
| 頻度 | 申請は1か月に1回まで |
日本から申請する場合はW-8にあたります。
税務書類の提出が入口にあるので、換金する段階になってから慌てないよう、早めに目を通しておくと落ち着いて進められます。
レートは3種類ある
2026年8月時点のレートは1つではありません。
標準は1 Earned Robuxあたり0.0038米ドルで、30,000 Earned Robuxが114米ドルにあたります。
2025年9月5日より前に得た分については、以前の0.0035米ドルが適用されます。
いずれも1 Earned Robuxあたり。高レートはゲーム側にも条件があります。
さらに2026年6月8日から、米国の18歳以上として年齢確認を済ませたプレイヤーによる購入から生まれたEarned Robuxには、0.0054米ドルという高いレートが適用されるようになりました。
対象になるのはデベロッパープロダクト、パス、サブスクリプション、プライベートサーバーの購入で、ゲーム側にも条件があります。
プレイ時間の全体を通してR15アバターか規定を満たすカスタムキャラクターで統一されている必要があり、R6アバターが使える状態だと対象外になります。
同じ30,000 Earned Robuxでも、どこで誰が買ったかによって手取りが変わるということです。
収益化そのものの全体像はロブロックスで稼ぐ方法|収益化の条件・仕組み・日本からの始め方にまとめています。
日本から始めるときにつまずきやすいところ
最後に、実際に手を動かし始めてから引っかかりやすい点を3つ挙げます。
1つ目は、公開のつもりで止まっている状態です。
前述のとおりPublish to Robloxはクラウドに保存する操作で、公開設定は別にあります。
誰にも遊ばれないと感じたら、まずAudienceの設定を見てください。
2つ目は、年齢層の設定を後回しにすることです。
Robloxの利用者は若い層が厚いので、16歳未満に届かない設定のままだと、届く相手がかなり絞られます。
2段階認証やID確認は今日のうちに済ませておけるものなので、作品ができてからではなく先にやっておくほうが滑らかです。
3つ目は、換金の壁を実際より低く見積もることです。
30,000 Earned Robuxは購入したRobuxを含みません。
友人に配ったパスや自分で買い直したRobuxは数えられないため、最初の1回に到達するまでは想像より時間がかかります。
まずは遊んでもらえるものを1本仕上げることを目標にして、換金はその先の話として置いておくほうが続きやすいはずです。
まとめ
Roblox Studioは無料で、WindowsとMacがあれば今日から始められます。
2026年はAIが計画と検証を手伝う段階に入り、一人で作る人の負担は確実に軽くなりました。
一方で公開まわりの条件は細かくなっていて、届けたい年齢層によって必要な手続きが変わります。
換金は13歳以上かつ30,000 Earned Robuxからで、レートも購入者の属性で分かれるようになりました。
数字と条件は変わりやすい領域なので、実際に申請する時点でCreator Hubの記載を確認してください。
まずはStudioを入れて、小さな1部屋を作って公開設定まで通してみるところから始めるのが近道です。
よくある質問
Q. Roblox Studioは日本語で使えますか
Studioの表示言語は設定から切り替えられ、日本語も選べます。
ただしドキュメントやCreator Hubの情報は英語のほうが更新が速く、量も多いのが実情です。
エラーの原因を調べる場面では英語のまま検索したほうが早く解決することが多いので、UIは日本語、調べものは英語という使い分けが現実的です。
Q. スマホやiPadだけでRobloxのゲームを作れますか
作れません。
Roblox Studioが動くのはWindowsとMacのパソコンだけで、スマホやタブレット向けのStudioは提供されていません。
Robloxで遊ぶ側はスマホやタブレットで参加できますが、作る側に回るときはパソコンが必要になります。
- スマホやタブレットで参加できる
- WindowsかMacのパソコンが必要
- スマホ向けのStudioは無い
Q. 換金できるようになるまでにいくら必要ですか
DevExの申請には30,000 Earned Robuxが必要です。
2026年8月時点の標準レートは1 Earned Robuxあたり0.0038米ドルで、30,000 Earned Robuxで114米ドルにあたります。
購入したRobuxは対象外で、ゲーム内の販売などで得たEarned Robuxだけが数えられます。
- ゲーム内の販売などで得たEarned Robux
- 購入したRobux
- 友人に配ったパスや自分で買い直した分
