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Vket Cloudとは|無料で使える範囲と作り方

2026-09-29

Vket Cloudは、株式会社HIKKYが提供する、ブラウザで動くメタバースの開発エンジンです。

アプリを入れなくてもURLを開くだけで入れる空間を、フリープランなら無料で作れます。

この記事では、できること・料金の考え方・作り方・clusterとの違いをまとめます。

この記事でわかること

  • Vket Cloudがどんなサービスか
  • 無料でどこまで使えるのか
  • 空間を作るまでの流れ
  • clusterとの使い分け

メタバースで何かやってみたい。

でも、相手にアプリを入れてもらうところで止まってしまう。

そう感じたことがあるなら、その感覚は正しいです。

知らないアプリをわざわざ入れてくれる人は、思っているより少ないからです。

Vket Cloudは、まさにその壁をなくすために作られたサービスです。

Vket Cloudとはどんなサービスか

Vket Cloudは、株式会社HIKKYが開発しているWebメタバースの開発エンジンです。

HIKKYは、世界最大級のVRイベント「バーチャルマーケット(Vket)」を運営している会社です。

会社そのものについては株式会社HIKKYとはで詳しくまとめています。

Vket Cloudの一般提供が始まったのは2023年4月20日です。

いちばんの特徴は、作った空間がWebブラウザで動くことです。

見る側はアプリを入れる必要がなく、URLを開くだけで3Dの空間に入れます。

Vket Cloudの3つの顔
Vket Cloud
作る道具空間を組み立てる開発エンジン
置き場所作った空間をWebに公開する
入口見る人はURLを開くだけ

提供開始のときに発表された機能

提供開始のときのプレスリリースでは、100万ポリゴン以上を描けることが紹介されていました。

ポリゴンとは、3Dの形を作る小さな面のことです。

数が多いほど、細かい建物や小物まで表現できます。

ChatGPTを使って文字で会話するAIアバターも、試験的に導入されました。

実例としては、バーチャル秋葉原やバーチャル沖縄といった空間が挙げられていました。

Vket Cloudの料金と無料の範囲

料金はいちばん気になるところだと思います。

結論から言うと、Vket Cloudには誰でも使えるフリープランがあります。

提供開始のときの発表では、個人でも法人でも、自分や自社のサービスについてなら商用で使えると案内されていました。

1つのIDで、メタバースをいくつも作れるとも書かれていました。

プラン 向いている人 主な中身
フリープラン まず試したい個人・法人 無料。1つのIDで複数の空間を作れる
ベーシックプラン コミュニティ・グループ 複数人で空間づくりと運営を分担できる
ビジネスプラン 企業の商用利用 会場のテンプレート、画面共有、来場予約などの機能

ベーシックプランとビジネスプランは、2023年11月に追加された有料プランです。

ビジネスプランには、2種類の会場テンプレートや画面共有、来場の予約といった機能が入ると発表されていました。

プランを選ぶときの見どころ
まず無料フリープランで空間を1つ作ってみる
人数仲間と一緒に作るならベーシック
商用の型会場や予約が要る企業はビジネス

有料プランの金額と条件は、公式の料金プランページで最新を確認してください。

有料プランの金額は、この記事では書いていません。

料金や条件は改定されることがあり、古い金額を載せると読者が損をするからです。

申し込む前に、Vket Cloudの公式サイトにある料金プランのページを必ず確認してください。

Vket Cloudで空間を作る流れ

作る側の手順は、思っているよりシンプルです。

提供開始のときの案内では、次の流れで作ると説明されていました。

空間を公開するまでの流れ
1. ID登録公式サイトでVket CloudのIDを作る
2. SDK入手空間づくりの道具一式をダウンロードする
3. Unityで制作SDKをUnityに入れて空間を組み立てる
4. 公開URLを配れば誰でも入れる

SDKとUnityとは

SDKとは、ソフトを作るための道具一式のことです。

Vket Cloud SDKを使うと、自分のPCの上で仮想空間を組み立てられます。

Unityは、ゲームや3Dの空間を作るときに広く使われている制作ソフトです。

Unityに慣れていない人は、最初の数日は画面の見方に戸惑うかもしれません。

そこは誰でも通る道なので、心配しなくて大丈夫です。

2026年もアップデートが続いている

Vket Cloudは、いまも更新が続いています。

2026年には、SDKがバージョン16へ大きく更新されたことが、公式のVketマガジンで紹介されました。

アバターの表情を変える操作がしやすくなり、スマホでの負荷も軽くなったとされています。

ブラウザだけで手軽に作れる方向へ、公式サイトを大きく作り直したことも発表されています。

作り方の細かい手順は変わっていく可能性があるので、始める前に公式のヘルプを見ておくと迷いません。

アバターの規格が気になる人は、VRMとはもあわせて読んでみてください。

Vket Cloudとclusterの違い

このサイトをよく読んでくれている人なら、clusterとどう違うのかが気になるはずです。

どちらもメタバースの空間を作れますが、得意なことがはっきり分かれています。

Vket Cloudとclusterの得意分野
Vket Cloud
  • 自分のURLに人を呼ぶ
  • アプリなしで入れる
  • 空間を自分の持ち物にする
cluster
  • 人が集まる場所に出ていく
  • イベントや交流が中心
  • アイテム販売で稼げる

clusterにもブラウザ版はあります。

ただしPC専用で、ほかの人と一緒に遊ぶことはできず、1人で空間を見る体験が中心です。

くわしくはclusterはブラウザ版で遊べる?で整理しています。

一方でclusterは、すでに遊んでいる人がたくさんいる場所です。

イベントを開けばそこにいる人が来てくれるし、アイテムを売って収益にする仕組みもあります。

clusterでの空間づくりはclusterのワールドの作り方で解説しています。

比べるところ Vket Cloud cluster
入り方 ブラウザでURLを開く アプリが基本(PCのブラウザ版は1人用)
人の集め方 自分で呼ぶ もともといる人が来てくれる
作る道具 Vket Cloud SDKとUnity ワールドクラフトかCreator Kit
向いている使い方 企業のキャンペーン、自社サイトの展示 イベント、交流、個人の収益化

Vket Cloudが向いている人

ここまでをまとめると、Vket Cloudが合うのは次のような人です。

Vket Cloudが合うかどうかの目安
合わないすでに人がいる場所でまず友だちを作りたい
試す価値自分の作品を1つの空間にまとめて見せたい
ぴったりお客さんにアプリなしで入ってほしい

企業やお店の人

お客さんにアプリを入れてもらうのは、それだけで大きなお願いです。

URLを送るだけで入れる空間なら、そのお願いがいりません。

SNSの投稿やメールにリンクを貼るだけで、3Dの展示に案内できます。

作ったものを見せたいクリエイター

3Dの作品を作っている人にとっては、自分だけの展示場を持てるのが魅力です。

ポートフォリオのサイトに、歩いて回れる空間を置くようなイメージです。

注意しておきたいこと

ただし、空間を作っただけでは人は来ません。

Vket Cloudは入口を軽くしてくれますが、人を呼ぶのは自分の仕事です。

すでにSNSやお客さんとのつながりがある人ほど、効果を感じやすいサービスだと言えます。

まだ見てくれる人がいない段階なら、先にclusterやVketのような人が集まる場所で顔を知ってもらうのも1つの手です。

Vketそのものについてはバーチャルマーケット完全ガイド、出展についてはバーチャルマーケット出展方法でまとめています。

よくある質問

Vket Cloudは無料で使えますか

Vket Cloudには誰でも使えるフリープランがあります。

公式サイトでIDを登録すれば、無料で空間づくりを始められます。

有料プランの料金は変わることがあるので、公式の料金プランページで確認してください。

Vket Cloudで作った空間はスマホから入れますか

Vket Cloudの空間はWebブラウザで開く作りなので、アプリを入れずにURLから入れます。

2026年のSDK更新ではスマホでの負荷を下げる改善も紹介されています。

ただし重さは空間の作り方で変わるので、公開前にスマホで実際に開いて確認するのがおすすめです。

Vket Cloudとclusterはどちらを使えばいいですか

自分のサイトやキャンペーンのURLから人を呼びたいならVket Cloudが向いています。

すでに人が集まっている場所でイベントを開いたり、アイテムを売ったりしたいならclusterが向いています。

まとめ

Vket Cloudは、株式会社HIKKYが作っている、ブラウザで動くメタバースの開発エンジンです。

見る人はアプリを入れずに、URLを開くだけで空間に入れます。

フリープランがあるので、まずは無料で空間を1つ作ってみるのがいちばんの近道です。

人がいる場所で遊んだり稼いだりしたいならcluster、自分の入口に人を呼びたいならVket Cloud。

この分け方を覚えておけば、どちらを選ぶかで迷わなくなります。

出典

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