clusterのイベント開催方法|手順・費用・集客
clusterのイベントは、アカウントさえあれば誰でも無料で開催できます。
作成時に必須の項目はイベント名だけで、会場は開場日時から4時間使えます。
この記事では作成の手順、かかる費用、集客と収益化までを2026年8月時点の情報で整理します。
この記事でわかること
- clusterのイベントを無料で作るまでの手順
- 会場の使用時間や参加人数など、押さえておきたい制限
- イベント開催にかかる費用と、無料でまかなえる範囲
- ギフトや有料チケットで収益につなげる方法と現在の状況
clusterのイベントは無料で開催できる
clusterでは、ワールドの中に人を集めてライブや講座、交流会を開く「イベント」機能が用意されています。
イベントの作成そのものにお金はかかりません。
公式サイトの右上にある「イベントを作成する」から下書きを作り、必要な項目を埋めていくだけで公開できます。
参加者側もアプリを無料でダウンロードすれば入れるため、主催者と参加者の双方に金銭的なハードルがないのがclusterの大きな特徴です。
スマートフォン、パソコン、VR機器のどれからでも参加でき、最大500人まで同じ空間に集まることができます。
cluster自体の始め方がまだの方は、clusterの使い方完全ガイドを先に読むと流れがつかみやすくなります。
作成時に必須なのはイベント名だけ
イベントの下書きを作るために最低限必要なのは、イベント名の入力だけです。
そこから開場日時やタグ、会場となるワールド、説明文などを順に設定していきます。
いきなり全部を決めなくてよいので、まずは仮の名前で下書きを作り、あとから中身を詰めていく進め方ができます。
開場日時は、初期状態では現在時刻の1時間後が入っています。
設定を間違えた場合でも、開催日時の30分前までであれば修正が可能です。
日時が固まっていない段階でも下書きは作れるため、企画と並行して準備を進められます。
会場が使えるのは開場日時から4時間
イベント会場は、開場日時から4時間のあいだ使用できます。
長時間のフェス形式を考えている場合は、この4時間という枠を意識して進行を組み立てる必要があります。
開場から本編開始までの待ち時間も含まれるため、開場を早く設定しすぎると本編の終盤で時間が足りなくなることがあります。
限定公開ならURLを知る人だけが入れる
イベントには限定公開の設定があります。
チェックを入れるとイベント一覧に表示されなくなり、URLを共有した相手以外は参加できません。
身内向けの集まりに使えるほか、本番前のリハーサル会場としても便利です。
初めて開催する方は、まず限定公開で音声や画面の映り方を確認してから公開イベントに進むのが安全です。
- イベント一覧に表示される
- 本番のイベントに使う
- 一覧に出ず、URLを知る人だけが入れる
- 身内の集まりやリハーサルに使う
clusterでイベントを開催する手順
ここからは、企画から当日までの流れを5つのステップに分けて見ていきます。
難しい設定はほとんどありませんが、順番を守ると当日の慌ただしさが減ります。
STEP1 目的と形式を決める
最初に決めるのは、誰に何を届けるイベントなのかという点です。
音楽ライブ、トークイベント、勉強会、ファンとの交流会など、形式によって必要な会場も進行も変わります。
参加してほしい人数の規模もここで想定しておくと、あとの判断が早くなります。
STEP2 会場になるワールドを選ぶ
clusterには公式が用意したイベント用ワールドが複数あり、これを選べば自分でワールドを作らなくても開催できます。
ステージ付きの会場やホール型の会場など、用途に合わせて選べるようになっています。
世界観にこだわりたい場合は、自分でワールドを作って会場にすることもできます。
ワールドクラフト機能を使えばcluster内だけで組み立てられますし、Unityを使うCreator Kitならさらに凝った空間が作れます。
それぞれの違いはclusterのワールドの作り方で詳しく解説しています。
初回は公式ワールドを借りて、慣れてから自作に移るのが現実的な進め方です。
- ステージ付きやホール型から選ぶだけ
- 初回はこちらが現実的
- ワールドクラフトならcluster内で作れる
- Creator Kitならさらに凝った空間に
STEP3 イベントページを作る
イベント名、開場日時、会場ワールド、タグ、説明文を設定してイベントページを公開します。
説明文には、どんな内容なのか、どの端末から参加できるのか、途中入退場は自由かといった、参加をためらう理由になりやすい部分を先に書いておくと申し込みにつながりやすくなります。
タグは検索や一覧からの流入に関わる部分です。
ジャンルや開催形式に合うものを選んで設定しておきます。
STEP4 限定公開でリハーサルする
本番と同じワールドで、限定公開のイベントを別に作ってリハーサルをします。
確認したいのは、マイクの音量、BGMとの音のバランス、スクリーンに映す資料の見え方、参加者の位置から見たステージの見え方です。
clusterには音量を自動で調整する仕組みも用意されていますが、実際に第三者に入ってもらって聞いてもらうのがいちばん確実です。
STEP5 告知して当日を迎える
イベントページができたら、SNSやコミュニティで告知します。
clusterのイベントページには「いいね」機能があり、押したユーザーには開催前にリマインドが届きます。
告知の段階でいいねを促しておくと、当日の参加につながりやすくなります。
イベント開催にかかる費用
無料で開催できるとお伝えしましたが、どこまでが無料でどこからお金が関わるのかを整理しておきます。
| 項目 | 費用 | 補足 |
|---|---|---|
| イベントの作成と開催 | 無料 | アカウントがあれば誰でも可能 |
| 公式のイベント用ワールド | 無料 | 会場として借りる形で使える |
| 自作ワールドの制作 | 実質無料から | 外注する場合のみ制作費が発生 |
| スクリーン投影や配信機能 | 無料 | 標準機能として利用できる |
| JASRACやNexToneの管理楽曲 | 主催者の個別負担なし | clusterが包括契約を締結済み。事前の作品コード登録が必要 |
音楽イベントを開きたい人にとって、楽曲の使用料を主催者が個別に負担しなくてよい点は見逃せない条件です。
ただし利用する楽曲の作品コードを事前に登録する手続きが必要になるため、開催が決まったら早めに確認しておきます。
料金まわりの全体像はclusterの料金は無料?の記事でも整理しています。
この記事に出てきたもの
当日の運営で使える機能
スタッフとゲストの権限を分ける
イベントには最大20人までスタッフを設定でき、権限の種類を分けて割り当てられます。
登壇者にはステージに上がる権限を、進行担当には運営用の権限をというように分けておけば、操作ミスで進行が止まる事態を防ぎやすくなります。
ひとりで全部を抱えず、司会と音響を分担するだけでも当日の負荷はかなり変わります。
スクリーンに資料や映像を映す
会場のスクリーンには、画像、PDF、動画を映せるほか、自分の画面を共有することもできます。
セミナー形式や勉強会では、この機能があるだけで進行の骨格が組めます。
事前にファイルを用意して、リハーサルで表示の崩れがないかを確認しておきます。
音量をまとめて調整する
BGM、声、エモートの音量を主催者側でまとめて調整できます。
参加者ごとの環境差はありますが、全体のバランスを主催者が握れるので、音が割れる、声が聞こえないといったトラブルに当日でも対処しやすくなっています。
イベントで収益につなげる方法
clusterのイベントで収益を得る道は、大きくギフトと有料チケットの2つです。
アイテム販売まで含めた全体像はclusterで稼ぐ方法にまとめています。
- 参加者が花束や花火を贈る投げ銭
- 無料イベントでも収益になりうる
- 換金の条件は公式ヘルプで確認
- 入場そのものにお金をもらう
- 試験運用から本格機能へ移る途中
ギフト(投げ銭)を受け取る
イベント中、参加者は主催者や出演者にギフトを贈ることができます。
花束や花火といったイベントを盛り上げるアイテムを購入して贈る形で、いわゆる投げ銭にあたる仕組みです。
無料イベントであっても収益につながる可能性がある点が、チケット制との違いになります。
受け取った分をどう換金するかについては条件が設けられているため、実際に受け取る前に公式ヘルプで最新の条件を確認しておくことをおすすめします。
有料チケット制イベント
clusterは有料チケット制イベントの仕組みを段階的に整えてきました。
2024年11月に音楽イベント向けの「Cluster LIVE MUSIC CLUB」が発表され、2025年1月25日から2月16日にかけてプレオープンが実施されました。
その後2025年8月4日から、有料チケット制イベント機能のフリートライアルが始まっています。
このフリートライアルで示された条件は次のとおりです。
2025年のフリートライアルで公開された条件
- チケット価格は500CCから50,000CCまで、1CC単位で設定
- トライアル期間中のシステム利用料は0円
- チケット売上の配分は主催者6、クラスター社4
- 収益は毎月末締めで、翌月末までに指定口座へ振込
- 申込から開催日までは1か月以上先が目安
ただしこのトライアルの申込受付は2025年11月30日まで、対象となる開催日は2025年12月31日までとされていました。
その後、2026年3月31日に行われたクラスター社の発表では、クリエイター向けの開発方針の一つとして有料チケット機能が挙げられています。
つまり有料チケットは、試験的な運用から本格的な機能へと移行していく途中にあります。
条件も受付状況も変わる可能性があるため、チケット制のイベントを企画する場合は、必ずcluster公式の最新の案内を確認してから準備を進めてください。
この先の条件は変わる可能性があるため、公式の最新案内が基準です。
集客で押さえておきたいこと
イベントは開けば人が来るというものではありません。
clusterの中で使える導線をいくつか組み合わせるのが現実的です。
まず、イベントページのいいねを事前に集めることです。
押した人には開催前にリマインドが届くため、告知を見たその場で押してもらう流れを作っておくと当日の参加率が変わってきます。
次に、準備の過程を見せることです。
会場の設営中の様子や、当日どんな体験ができるのかを写真や短い文で出しておくと、初めて見る人にも中身が伝わります。
フォロワーには新しいイベントを公開した際に通知が届く仕組みもあるため、継続して開催するほど届く相手は増えていきます。
そして、いきなり大規模を狙わないことです。
最初は数人でも入ってくれる会にして、そこで得た反応をもとに次を組み立てるほうが、結果的に定着する参加者が増えやすくなります。
よくある質問
Q. clusterでイベントを開催するのにお金はかかりますか。
A. イベントの作成と開催そのものは無料です。
公式が用意しているイベント用ワールドを会場として使えば、会場費もかかりません。
自分でワールドを作る場合も、ワールドクラフト機能を使えば費用をかけずに用意できます。
Q. clusterのイベントには何人まで参加できますか。
A. スマートフォン、パソコン、VR機器から最大500人まで参加できます。
会場となるイベント空間は開場日時から4時間のあいだ使用できるため、進行はこの時間内に収まるように組み立てます。
Q. 有料チケットは誰でもすぐに販売できますか。
A. 2025年8月に始まった有料チケット制イベントのフリートライアルは、申込が同年11月30日まで、対象の開催日が12月31日までという期間限定のものでした。
2026年3月31日の発表では有料チケット機能が開発方針に挙げられており、提供の形が変わる可能性があります。
企画する際は公式の最新案内を確認してください。
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